ベンチャーファンド関連の動き


VCから日本のVBへの投資がスタックしているので、どうにかしようと政府が動いているようです。これが呼び水になればいいですが、IPO市場という出口が詰まっているので、根本解決は難しいかもしれません。中国や環境関連の動きは、相変わらず活発ですね。


自民党 200億円規模のファンド創設 バイオベンチャー支援 :FujiSankei Business i
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200806170012a.nwc
・官民出資による200億円規模のバイオ向けファンドを来夏までに創設。
・10社前後のバイオベンチャーを選定、1社当たり約20億円を集中投資する。
・対象企業の選定は、製薬企業や大学研究機関出身で先端技術の目利き人材を活用。
・今月下旬に策定される「骨太の方針2008」に盛り込みたい考え。
・一方で、経済産業省も複数の先端技術ファンドを運用し、革新技術の事業化を目指す官民共同出資の「イノベーション創造機構」(仮称)を検討しており、この傘下ファンドとして運用する案も調整している。


■「イノベーション創造機構(仮称)」2009年設立
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080608k0000m020116000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080608-OYT1T00230.htm
http://www.meti.go.jp/topic/downloadfiles/e80610a02j.pdf
・官民共同出資で2000億円以上の規模に
・運営は民間人。資金は政府出資、海外の政府系ファンドも含め国内外から幅広く募る。
・参加に複数のファンドを作って運用。例として、日本版インテレクチュアルベンチャース、技術資産事業化ファンド、研究開発ベンチャー再生ファンド。


■ngiグループ、エンジェル税制活用したファンド設立を発表:NIKKEI NET
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080611AT3S1101S11062008.html
http://www.atpress.ne.jp/view/8615
・IT関連事業を行う設立3年未満の企業に投資
・エンジェル税制を活用して個人から出資金を集める
・規模は5億〜10億円、将来的には数十億円規模のファンドを目指す。


サイバーエージェント:中国投資業務拡大で北京事務所 :中国情報局
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=0609&f=enterprise_0609_001.shtml
サイバーエージェントは、2006年4月から中国でネットベンチャー向け投資ファンドを運営。
・上海事務所に加えて北京事務所を設立し、投資事業を拡大する。


■中国で人民元建てベンチャーファンド設立ラッシュ:日経新聞
・SBIなどに続き、JAICも15億円規模。
・中国版ナスダック「創業板」が年内に創設されることをうけて。


■サンのゲージ氏、ベンチャーキャピタリストに転身:NIKKEI NET
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCFC8524.html
サン・マイクロシステムズの有名な技術者ジョン・ゲージ氏がVCのクライナーパーキンスに移籍した。
地球温暖化を中心とした環境問題の解決に寄与するため。
・クライナーパーキンスは、環境保全技術を開発する大企業を対象とした5億ドル規模の新ファンドを設立する予定。