VC業界に暗雲が立ち込めています。

米VC業界は、2007年に群雄割拠状態から、寡占化に向って変化しました。2008年は、出口が詰まってきて、苦しい状況のようです。日本も出口が詰まっており、先が懸念されます。単なる循環なら良いのですが、時代変化の予兆だとすると、VC業界が成り立たなくなる可能性もあると思います。新しいビジネスモデルを考えておく必要もあるのではないでしょうか。


■米ベンチャー新規上場、4―6月は30年ぶりゼロ 景気減速響く:NIKKEI
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080702AT2M0202D02072008.html
・4−6月期のIPOが米でゼロ、1−6月期でも5社のみ。
・4−6月期のIPO、日本でも3社のみ。


ベンチャー投資の「危機」 :TechCrunch Japanese
http://jp.techcrunch.com/archives/20080701the-crisis-in-venture-capital/
・米国、4−6月期はIPOゼロ
・1−6月期はIPO5件、調達総額$283M(前年43件、$6.3B)。
・MAも低下、1−6月期120件、買収総額$6B(前年169件、$8.5B)。
IPO危機的状況の理由は、「投資家心理の悪化」「信用縮小」「SOX法


■淘汰の進む米VC業界:シリコンバレーの日々
http://vc.typepad.jp/weblog/2008/06/vc-88a5.html
・米国VCのうち、アクティブに活動するVC数が減ってきた。
・VC844社中、224社が2007年に新たな投資先への投資を行っていない。
・2000年当時に比べると、アクティブなVCは半減。
・弱者が淘汰され、強者に資金が集まる傾向あり。